2流体スプレーバルブ KAS1000

KAS1000は、中〜低粘度の流体を高精度かつ均一にスプレー塗布できるバルブで、スプレー幅は2〜5 mmの範囲で調整可能です。用途や材料に応じて、各種ノズルと霧化キャップを選択できます。高粘度の流体には加熱モジュールを装着して粘度を下げ、スプレー性能を向上できます。

特長と利点

高速応答 ソレノイドバルブとバルブ本体を一体化した直結構造により、コントローラとバルブ間のエア配管遅延を解消し、高速スプレー応答を実現します。

精密調整 高精度ストロークアジャスターにより、吐出量を精密に制御できます。
高精度レギュレータと安定化モジュールを採用し、安定したエア圧出力を確保します。

低圧霧化 低圧霧化により、過剰塗布やオイルミスト、飛散を防止します。

均一塗布 スプレーの一貫性を確保し、より高い均一性と良好なエッジ形状を実現します（Flux Spray 鋸歯範囲 < 1 mm）。

微量スプレー 中〜低粘度の流体で mg レベルの微量塗布に対応（Flux Spray 最小塗布量 1 mg、最小ライン幅 2 mm）。

容易なプロセス調整 霧化エア圧と開弁エア圧の時系列制御により、塗布開始／終了部のだまりを防ぎ、ビードの一貫性を確保します。

直感的な操作性 LCDディスプレイを搭載し、供給エア圧・霧化エア圧などのパラメータをリアルタイムで可視化。ワンタッチでモード切替が可能で、システム状態を即時にフィードバックします。